PROFILE 代表プロフィール

華山 直二(はなやま なおじ)

50代から本格的にボディビルに挑戦し、初出場で東京都マスターズ大会3位に入賞。以降も複数の大会で上位入賞を重ね、年齢を重ねても進化できることを実証。医師としての知見と選手としての経験を融合させた独自のアプローチを築いてきた。

医師としての実績

新潟大学医学部を卒業後、心臓血管外科医として30年以上にわたり、大動脈弁や冠動脈の手術を数多く手がける。1999年にはカナダ・トロントで研鑽を積み、AATS(米国胸部外科学会)での採択実績も持つ。帰国後は国内で第一線の執刀医として活躍し、累計手術件数は1,000例以上。

  • 1991年 新潟大学医学部卒業
  • 1992年 東京女子医科大学附属 日本心臓血圧研究所外科入局
  • 1999年 大動脈弁の世界的スペシャリストであるクリスタキス医師に師事
  • 2001年 サニーブルック病院 臨床医
  • 2003年 竹田綜合病院 心臓血管外科部長
  • 2006年 上尾中央総合病院 心臓血管外科部長
  • 2013年 関東労災病院 心臓血管外科部長
  • 2021年 NTT東日本関東病院の心臓血管外科部長

ボディビルダーとしての実績

50代から本格的に競技に挑戦。初出場で東京都マスターズ大会3位に入賞。その後も継続的に大会へ出場し、年齢を重ねても成果を出せることを実証。医学的知見を活かした戦略的な身体づくりで、複数の大会で上位入賞を果たす。

  • 2018年 第10回北区オープン・フィットネス大会 マスターズ50:3位
  • 2019年 第27回東京オープンボディビル選手権大会 55kg以下級:準優勝
  • 2023年 第31回東京ノービスボディビル選手権大会 55kg以下級:優勝
  • 2024年 第38回東京クラス別ボディビル選手権大会 55kg以下級:6位入賞
  • 2025年 第39回東京クラス別ボディビル選手権大会 55kg以下級:7位

心臓外科医として高いパフォーマンスを維持するために

心臓外科医として、30年以上にわたり手術の現場に立ってきました。ときには1日に6件もの手術を行うこともあり、体力も集中力も高いレベルで求められる毎日です。

忙しいなかでも、常に一定のパフォーマンスを維持することが、医師としての責任だと感じてきました。

とはいえ、手術が続くと、休息も食事も不規則になりがちです。自分の体調を後回しにしてしまうこともありましたが、それではいずれ限界がくる。

そう気づいたとき「自身の体調管理も、医療の一部ではないか」と感じるようになりました。

  • 体調は、がんばるだけでは整わない
  • 集中力や判断力は、日々の体調管理からくる
  • 結果を出す人ほど、高いコンディションが必要
  • 人の健康を支えるなら、自分自身も整っていること

この経験は、いま私が行っているサポートの出発点にもなっています。

ゴールドジムでトレーニングに挑戦

自宅近くにゴールドジムができたのをきっかけに、パフォーマンス維持のために通い始めました。

当時は筋力トレーニングの経験もなく、知識も一般的な範囲にとどまっていました。最初はスタジオプログラムが中心。初心者としてのスタートでした。

当然、わからないことばかりです。
器具の使い方も、フォームの取り方も初めてでした。

最初は戸惑う場面も多くありましたが、トレーナーのアドバイスを素直に受け入れながら取り組んでいくうちに、体が変わっていく実感が湧いてきました。

現場で学びながら「体が変わるプロセス」そのものに興味を持つようになったのも、この頃からです。

このときの経験があるからこそ、いま私のもとを訪れる方々が、どんな思いで身体づくりに向き合っているのか、自然と想像がつくのです。

ボディビル挑戦と初入賞

ジムに通い始めて数年が経ったころ、トレーナーから「一度大会に出てみてはどうか」と勧められました。最初は驚きましたが、思い切って挑戦してみることにしました。

どうせやるなら、しっかりと結果を出したい。
そう思って医師としての知識を活かしながら、自分なりに体づくりを分析し、計画的に取り組みました。

  • 栄養の摂り方
  • トレーニングの強度
  • 体調管理

ロジカルに「体を仕上げていく」という毎日に、やりがいを覚えました。

そして迎えた初めての大会。
結果は、東京都マスターズ大会での3位入賞。

想像以上の結果に、自分自身も驚きましたが、それ以上に周囲の反応が大きく「本当に出てよかった」と思えた瞬間でした。

独学ではなくプロに学び、より高みへ

初めての大会で入賞を果たしたことで、周囲からの評価も変わりました。そして私の中で「もっと高みを目指したい」という気持ちも強くなっていました。

しかし、その一方で、体の限界も感じていました。

独学では届かない領域がある。
結果を安定して出すことが難しい。

そこからは「正しく学ぶこと」に力を入れ始めました。

栄養学の重要性を改めて実感し、スポーツ栄養学の学会にも入り、関連論文を積極的に読み込むようになりました。

  • 医学的な知識
  • 競技者としての視点

この両方を持つことが、次のステップに必要だと考えたからです。

そうした学びを積み重ねる中で、日本医師会認定の健康スポーツ医としての資格、そしてスポーツドクターとしての資格も取得しました。

※体の限界値を身をもって体験

医師として支援する場をつくる

忙しい日々でも「体を良くして、成果を発揮したい」と思っている方々は多くいらっしゃいます。

ただ、そう思っていても「なかなか行動に移せない」とか「続けられない」という現実もたくさんみてきました。

私自身、心臓外科医として働きながらトレーニングを続けてきた経験から、

「頑張りたくても頑張れない日がある」
「気合いや根性では続かない」

そんな気持ちがあることを、理解しています。

だからこそ、無理なく、けれど確実に成果が出る方法を、医学とデータをもとに設計する。それが、自分にできる支援のかたちではないかと考えるようになりました。

  • 高い成果を発揮したい経営者の方
  • もう一段階上を目指したいトレーニーの方

ムスクルスラボは、そういった「挑戦を続けている方」のための場として立ち上げました。高い成果を発揮できる体を、共に作っていきましょう。